講座開発物語No.1「スピーチ塾」
おはようございます。小島です。
今週から3ヶ月ほどの間は、mpの講座について一つ一つ、開発秘話を振り返っていきたいと思っています。
ブログで連載するのに「秘話」もあったものじゃありませんが、一つ一つの講座はわが子のようにかわいいので、まぁ、読んであげて下さい。
さて、今日は「スピーチ塾」。
mpでも、その前にFUNで提供していた時でも、毎年一番受講者数が多い講座です。
就活生はもちろん、内定者、社会人、バイトで活かしたい1年生、家族を励ましたい2年生などなど、今まで何百人が受けてきたか分かりませんが、とにかくmpの代名詞的講座の一つです。
そのため、僕もやった回数が一番多く、38度以上の熱があっても、二日徹夜でも、スイッチが入れば自動的に2時間講義することができるほど、内容を完全に覚えています。
このスピーチ塾はそもそも、
「人前でうまく話せるようになりたい」
「人間関係のトラブルをなくしたい」
「分かりやすい説明ができるようになりたい」
「人気者になりたい」
という学生さんの要望から生まれたものです。
学生さんの要望はこのように、いつも身近で具体的ですが、実際に受けてみて、それ以上の収穫があったと言ってもらえるのは、いつも嬉しいことです。
スピーチとは情報、知識、思想を「言葉」を通じて表現・交換・保存し、相互の共感を生み出すスキルです。
いわば、「お金」が資源の価値を表現・交換・保存するのと同じです。
言葉は精神と知性の貿易を、そしてお金は資源の貿易を行うツールです。
ですから、「言葉と貨幣」が人類最大の発明というのも納得です。
だからこそ、この二つをうまく使えなければ、人間関係と経済状況、つまり「人と金」の悩みが発生します。
マネー塾が「お金持ち」、タイムマネジメント塾が「時間のお金持ち」を目指す講座なら、スピーチ塾は「人脈のお金持ち」を目指す講座といっていいでしょう。
こういった視点から、2003年秋に福岡女子大学で、
『セールストークの達人とは』
というミニ講座を行いました。
この講座を企画してくれたのは、当時3年生で、僕のトークを誰より評価してくれていた大月さんでした。
そこで、「トーク」についてトークしました。
反響はとても良かったです。
そこで、しばらくして「スピーチ塾」が生まれました。
今ではびっくりですが、この当時は「5秒ルール~打ち切り・誘導」だけで4回もの講座だったのです。
それから、多くの学生の要望を経て今の形に落ち着き、今ではほとんど改訂することなく、いつも同じ内容でやっていますが、年に数回受講する学生もいて、そのたびに感想も違うようです。
僕としては、毎回新しい講座を作る努力は惜しみませんが、同時に、何度聞いても新しい講座を作る努力には、もっと力を入れたいと考えています。
この二つを叶えてこそ、真に「新しい」ということができ、講座として提供する価値があるのだと思っています。
また、講義は論理的「納得」と情緒的「共感」を呼んでこそ講義なので、論理的整合性を保つ「レクチャー」としての側面と、感情的興奮を起こす「エンターテインメント」としての側面を併せ持つ必要があると感じています。
頭で納得しても、堅苦しく退屈な説明じゃ飽きます。
一方、心は興奮しても、論理的に一貫性を欠けば、何が分かったのか分かりません。
授業で学生が寝るというとき、いつも責任は学生に求められますが、お金を払っているのは学生なので、もちろん、学生が寝た責任は教授が取るべきです。
お金をもらっている人間に、文句を言う権利はありません。たとえ「教える側」であろうとも。
若者が眠るような退屈な授業をする人間が教壇に立つべきではないと思います。
「眠くても、あれだけは行きたい」
「眠気も忘れて聞いてしまった」
「聞いているうちに、いつのまにか90分過ぎた」
というのが、内容以前に良い授業の条件でしょう。
授業とは、そういう気概や意欲を起こさせるための手段でもあります。
むろん、学生にも問題はあります。しかし、教師なら、不足や失敗は全て自分が責任を取るのだと考えてこそ、学生も反省するのだと思います。
僕は大学でどんな授業が行われているかは知りませんが、毎年学生の様子を見ている限りでは、若者を動機付けるような授業ができる教授はあまり存在しないのだと感じています。
僕がスピーチ塾を作ったのは、話が下手な人も観察材料にしてほしいし、居場所で仲間や後輩にスピーチを教えられる人になって、周囲の人を助けてほしいから、という理由もあります。
物理的には、言葉に重量はなく、心に重さもありません。言葉と思想は、いつでもどこでも持ち運べるのです。
ということで、スピーチ塾は一度頭にインストールしておけば、持ち運び簡単でどこでも使え、しかも時がたつにつれて知識や経験が発酵し、絶妙の味付けが可能になってくる、とてもお得な講座だと自負しています。
僕としては、もっとも好きな講座は、もちろん圧倒的に、
①読書合宿
②近現代史勉強会
で、この二つは別格ですが、その次に好きなのは
③経済思想ゼミ
④職業観ゼミ
⑤リーダー塾
などで、
自分でも馴染み深いのは、新人コースの各講座です。
どれも同じ人間が作っているだけに、思想的には似通ったものを感じるでしょうが、全てのバックボーンは
①歴史
②古典
③会計
④外国語
⑤日本古来の職業思想
です。
スピーチ塾ももちろん、そうです。
皆さんはどの講座がお気に入りでしょうか。
あるいは、卒業時に、どの講座が最も印象に残るでしょうか。
学生の笑顔が印象に残るという点では、スピーチ塾は、僕が最もやりがいを感じる講座といってよいかもしれません。
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